- 語源はドイツ語のあぶみ「buegel(ビューゲル)」が由来といわれ、ユダヤ人の間で食べられていたものが、19世紀後期、ユダヤ人の移住とともにアメリカに伝わり、1980年代頃からニューヨークを中心にアメリカ全土に普及していった。ベーグルは棒状の生地の両端を合わせて輪の形にし、ホイロ後、熱湯にくぐらせた後にオーブンで焼いて作られる。このため、表面の艶、内側は目の詰まったもっちりとした食感になる。アメリカではクリームチーズや、具材をサンドしたり、生地にドライフルーツやナッツを練りこんだり、様々。
- ハンバーガーやホットドッグのバンス。英語圏では小さい丸型やロール形状のパンの総称。ソフトな食感で特に甘い訳ではないので、色々な具材との組み合わせが可能。
- サンフランシスコ発祥のサンフランシスコ地区固有の小麦粉サワー種を使った酸味のあるパン。1849年にカリフォルニア州で起こったゴールドラッシュの時に、金鉱発掘者達が食べていたと言われている。
- バターケーキの生地をカップで焼いた甘い菓子。生地に抱き込ませた空気や膨張剤の膨化力で膨らませる。生地をそのまま焼いたプレーン以外に、フルーツやナッツ、チョコなど、バリエーションは多様。
- 「ドウ(生地)」の上に「ナッツ(くるみ)」がのっていたものが名前の由来で、ドーナツはオランダの揚げ菓子であると言われている。砂糖や卵、油脂などを多く配合した生地をリング状に成形して油で揚げる。このリング状成形は、アメリカ発祥と言われ、熱の通りをよくしている。さらにフライは熱効率がよいため短時間で仕上げることができる。
- 北アメリカや欧州の北〜中部で食べられている菓子パンで、発祥はスウェーデンといわれている。イーストの入ったパン生地を長方形に伸ばし、表面にシナモン・砂糖をふりかけ、ロール状に巻き、これを輪切りにし、切り口を上にして焼く。仕上げはアイシングをたっぷりとかけたものが一般的。バラエティではレーズンやオレンジピール、くるみやチョコチップなどを巻き込んだものがある。
- 型にフタを閉めて焼くプルマン型もあるが、アメリカの主流はワンローフ型が多い。トーストして食べる以外にも、サンドイッチやホットサンドなど、多様。
- ホールウィートとは「全粒粉」の意味。通常、小麦粒を丸ごと挽いて粉にしたものをいい、胚芽やふすま(皮部)も含まれるために、栄養価が高く、繊維質も多いので、健康によいといわれ、アメリカでは通常の小麦粉製品とは表示で区別され、消費を推奨している。