あんパンは木村屋(現・木村屋總本店)創業者であり茨城県出身の元士族・木村安兵衛とその次男の木村英三郎が考案し、1874年(明治7年)に銀座の店で売り出したところ好評を博したとされる。
翌1875年(明治8年)4月4日、花見に行幸した明治天皇に山岡鉄舟が献上し、木村屋のあんパンは皇室の御用達となった。これにより、あんパンと共に木村屋の全国的な知名度も上がった。以降、4月4日が「あんぱんの日」となっている。(1)
あんパンの生産量はどのくらいか? 菓子パンの年間生産量約39万トン(2011年、農水省調べ)のうち、1/10 があんパン類と仮定して、1個平均30g(小麦粉換算)で計算すると年間実に13億個、一日当たりで356万個のあんパンが作られていることになる。幼老人を含めた国民一人当たりでは年間11個食べられている計算になる。
あんパンのトッピングには桜の塩漬けが使われている。「塩漬け」にされると糖が分離してクマリンが生成され甘い香りを放つ状態になり、リラックス効果を引き出す作用がある。(2)
あんパンダイエットは、毎日の夕食にあんぱん1個とたっぷりの野菜をとることで、1日に摂取する総カロリーを減らすダイエット方法。小豆には、タンパク質やビタミンB群の他、食物繊維も豊富なので便秘にも効果的らしい。
島根県及びその近県では法事の引き出物にあんパンを配る風習がある。蓮の葉がデザインされた包装がなされている。
【引用】
1.『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』~あんパン~より(http://ja.wikipedia.org/wiki/あんパン)
2.【THE BODY SHOP】ボディショップ サクラシリーズ~【桜の香りのアロマ効果】血行促進効果「クマリン」~より(http://bodyshop-sakura.salemii.com/kaori.html)※2013年3月4日現在