ナン
 インド、パキスタンやイランなど中央アジアで広く食べられている。元々は焼き菓子全体を指すペルシャ語が名前の由来。起源は約7000~8000年前と言われ、最初に作られたパンではないかと考えられている。インドでは生地を伸ばし、タンドールという壺の形をした窯の内壁に貼り付けて焼き上げ、小麦粉を使うが、中央アジアの一部では全粒粉を使うこともある。焼き上がったナンの表面はでこぼこして、所々に膨らんだ焦げがあるのが特徴。さらに、焼き上がりには油を薄く塗る。伝統的には「ギー」というヤギの油を使う。