トーストサンドイッチ
トーストしたパンで作るサンドイッチではなく、なんと具がトースト! イギリスの古いレシピ本にも掲載されただけあり、意外とおいしくいただけます。


材料(1組分)
食パン(10㎜スライス) | 3枚 |
無塩バター (常温に戻す) | 15g |
黒こしょう(粗挽き) | 少々 |
作り方
① 食パンは1枚をこんがりとトーストし、粗熱をとる。
② ①に有塩バターの半量を塗り、黒こしょうをふり、焼いていない食パンと合わせる。
③ ②のトーストを上にして,残りの有塩バターを塗り、黒こしょうをふり、もう1枚の食パンではさみ、半分に切る。
ワンポイント
1861年にイギリスで発行された「ビートン夫人の家政読本」は中流家庭の主婦たちがこぞって買い求めたベストセラーかつ、ロングセラー本です。様々なレシピが掲載されており、当時の食文化を知ることができます。サンドイッチも各種ある中で最も印象的なのが「トースト・サンドイッチ(Toast sandwich)」です。トーストしたパンで作るサンドイッチではなく、なんと具がトーストです。作り方は、2枚のパンにバターを塗り、こしょうをかけて、冷ましたトーストをはさむだけ。これが、病人向けのメニューとして紹介されています。日本なら、焼きおにぎりを具にしたおにぎりのようなものでしょうか。想像通りの味ですが、悪くはありません。シンプルなので、確かに食欲がなくても食べられそうです。