マーマイトトースト
イギリスのトーストに欠かせない「マーマイト」は好みがはっきり分かれる食品ですが、たっぷりバターを塗ったトーストにごく少量塗りのばすのがポイントです。チーズを彷彿させる旨みと塩味のバランスがよく、思いのほか美味しくいただけます!


材料(1枚分)
食パン(10mmスライス) | 1枚 |
無塩バター(常温に戻す) | 10g |
マーマイト(下記参照) | 2g |
黒こしょう(粗挽き) | 少々 |
作り方
① 食パンはこんがりと焼き色がつくまでトーストする。
② ①に無塩バターを塗り、マーマイトを塗り重ね、黒こしょうをふる。
食材memo【マーマイト】
イギリスのトーストに欠かせない「マーマイト」は、ビール酵母が主原料です。ビール製造時に沈殿した、ビールの酒粕のようなものを濃縮した栄養食品です。ビール酵母はビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維など豊富に含まれ栄養補給ができるほか、腸内環境を改善する働きがあります。ビール酵母は日本でも、健康食品として活用されていますが、パンに合わせるものではありません。
「マーマイト」は濃い褐色のどろりとした水飴状で、焦がし醤油や八丁味噌を連想させる強いにおいと強い塩味が特徴です。好みがはっきり分かれる食品ですが、たっぷりバターを塗ったトーストにごく少量塗りのばすと、チーズを彷彿させる旨みと塩味のバランスがよく、思いのほか美味しいものです。黒こしょうのアクセントで、味わいが深まります。苦手意識がある方も、印象が変わるかもしれません。
また、オーストラリアには「ベジマイト」という類似品があります。第一次大戦中にイギリスからの輸入が途絶えた時に作られるようになりました。似ているものの、食べ比べるとそれぞれに強い個性があります。