パンに合わせる料理

ロブロのシンプルスモーブロ(バターとバルサミコいちごジャム)

バターといちごジャム。定番の組み合わせも、冷たいバター、バルサミコと黒こしょうのアクセントがライ麦の香りを引き立てます。


栄養成分
エネルギー ● kcal
タンパク質 ● g
脂質 ● g
炭水化物 ● g
ナトリウム
(食塩相当量 ●g)
● mg
※栄養成分は1人分です。

材料(1枚分/写真は2枚分)

ロブロ(4㎜スライス) 1枚
無塩バター(よく冷えたものを薄切りにする) 12g
バルサミコいちごジャム※1 15g
黒こしょう(粗挽き) 少々
※1.バルサミコいちごジャム(作りやすい分量)

 いちご250g、グラニュー糖100g、バルサミコ酢10g、ジャム用ペクチンでジャムを作る。市販のいちごジャムに少量のバルサミコ酢を混ぜ合わせても良い。 

作り方

① 無塩バターはよく冷えたものを薄切りにする。

② ロブロに①をのせ、バルサミコいちごジャムをのせ、黒こしょうをふる。

【POINT】バターは冷蔵庫から出したての固いものを使い、手早く薄切りにします。チーズ用のオメガナイフ(穴あきナイフ)を使うと張り付かずに薄く切れます。 


column「ロブロのスモーブロ」

デンマーク語で「スモー」はパンに塗るもの、「ブロ」はロブロ。「スモーブロ」とはパンにバターなどを塗ったもののこと。「スモーブロ」とは、ぜいたくな具沢山オープンサンドだと思い込んでいたのですが、フランスの「タルティーヌ」(パンに何かを塗ったもの)と同じですね。どちらもパンに具をのせたものではなく、パンに何かを塗っただけのものではありますが、パンそのものが全く別物です。それぞれの国を代表するパンが主役と考えると、シンプルで良いのだと気づきます。そして、ライ麦100%でずっしり詰まったロブロを実際に食べてみると、バターは申し訳程度に塗るのではなく、たっぷりと合わせてこそ美味しいのだと、パンだけを食べるものではないことがわかります。咀嚼する中でロブロとバターが調和し、味わいが変化するのが「スモーブロ」の魅力です。シンプルに味わうなら、バターはたっぷりと塗りましょう!

まずは、バター+αでシンプルな組み合わせを楽しんでみてください。最初はごく薄くスライスするのがおすすめです。