パンに合わせる料理

フレンチトースト

たっぷりのアパレイユを一晩じっくりと染みこませたフレンチトーストは、オーブンに入れて中までじっくりと火を通すのがポイント。


栄養成分
エネルギー ● kcal
タンパク質 ● g
脂質 ● g
炭水化物 ● g
ナトリウム
(食塩相当量 ●g)
● mg
※栄養成分は1人分です。

材料(2枚分)

食パン(35㎜スライス) 2枚
バター(食塩不使用) 10g
○アパレイユ
 卵 2個
 牛乳200ml
  グラニュー糖40g
 バニラエクストラクト少々
  メイプルシロップ 適量
  (お好みで)生クリーム 適量

作り方

①アパレイユを作る。鍋に牛乳とグラニュー糖を入れてホイッパーで混ぜながら温める。卵をボウルに割り入れ、よくほぐしてから温めた牛乳を注ぎ入れて手早く混ぜる。目の細かいザルで漉し、バニラエクストラクトを加える。

②角食パンは耳を切り、バットに入れ、①を注ぎ入れる。上下を返して、全体にアパレイユが染みこむようにし、ラップをかけて冷蔵庫に入れる。一晩おいて、アパレイユをしっかりと吸い込んだら焼く。

③フライパンにバターを入れて熱し、バターが溶けたら②を焼く。両面に焼き色を付けたらバットに入れ、180℃に余熱したオーブンで約10分焼く。

④皿に盛り、メイプルシロップとお好みで生クリームを添えていただく。


COLUMN【フレンチトースト】

 日本のホテルや専門店では、長時間漬け込んで作るフレンチトーストが人気です。たまごと牛乳を合わせたアパレイユは、しみ込むのに時間がかかります。丸一日待つとなると、食べたい気持ちとタイミングが合いませんし、たまごがしみ込んだパンは加熱が難しく、フライパン焼きでは生焼けの心配もあります。

 時間を短縮させるにはポイントがあります。たまごを漉してなめらかにしたアパレイユを使うこと、アパレイユが温かいうちにパンを合わせること、そして袋に入れて真空に近い状態で漬け込むこと。この3点を押さえれば、比較的短時間でしっかりとしみ込みます。焼き加減の調整はオーブンです。フライパンで焼き色を付けた後、オーブンで仕上げれば火加減の心配がありません。食パンとアパレイユが一体化した、とろふわの仕上がりは、丁寧に作ってこそのおいしさです。